2013年08月30日

CocoaPods 利用ガイド

CocoaPodsとは


CocoaPodsとは、iOSやMac OS Xのアプリケーション開発を行うときに利用するオープンソースのライブラリを効率的に管理するツールです。
CocoaPodsによりネット上で一元管理されている、多種多用なサードパーティのオープンソースライブラリを、ターミナルのコマンドラインから実行して、インストールや設定を行います。
あつかうライブラリのことをPodと呼びます。RubyのRubyGemsと同様なコンセプトです。

CocoaPodsのインストール


1. 必要条件



  • Ruby MRI 2.0.0 または 1.8.7 (Mac OS X にプレインストールされているものでOKでしょう)

  • xcode command line tools



2. インストール


CocoaPodsをインストールするには、ターミナルから次のコマンドを実行します。
(必要な場合、sudoパスワードを入力して下さい)
$ sudo gem install cocoapods

インストールのログが完了を示したら、次のコマンドを実行します。
$ pod setup

正常にインストールができたかどうかは、以下のコマンドで確認できます。
$ pod --version

CocoaPodsのバージョンが表示されれば正常です。

CocoaPodsを利用する


準備



  • CocoaPods がインストールされている

  • Spec リポジトリ(https://github.com/CocoaPods/Specs) で、使用したいライブラリのバージョンを確認する

  • ライブラリを導入する対象のxcode プロジェクトを作成/準備する


ライブラリの導入


以下、対象の xcode プロジェクト名を「PodSample」(プロジェクトファイル:PodSample.xcodeproj)として説明します。

  1. xcode プロジェクトファイルのあるフォルダー(プロジェクト・ディレクトリ)に "Profile"と言う名前で、以下の例のような、テキストファイルを作成します
    platform : ios
    pod 'AFNetworking', '~> 1.0'
    pod 'ObjectiveSugar', '~> 0.5'

    platform でプラットフォームを指定します。上の例はiOSです。オプションでバージョンを指定できます。
      例)platform :ios, '5.0'
    '~> 1.0' は1.0以上で2.0より低いバージョンを意味します。

  2. プロジェクト・ディレクトリで以下のコマンドを実行します
    $ pod install


タグ:CocoaPods IOS
posted by ayagu at 12:43| Comment(0) | iOS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月16日

ShareKit インストール

Twitter, facebook, Flickr といったソーシャルネットワーク、そしてEvernote などのWebサービスに,iPhone/iPad からデータを送りたい場合にこの ShareKit はかなり使えます。

今回は開発環境のXcode4.xにShareKitをインストールする方法を解説します。
英語版の公式ドキュメントは Installing sharekit を参照してください。

ステップ1:ShareKitの入手


ShareKit の入手はソースコード管理ツール git を利用すると便利です。git はMac OS X に標準でインストールされています。また、Xcode4 でプロジェクトを作成するときに、git リポジトリを自動的に作成する指定が可能です。
git を使わない場合は http://getsharekit.com/ からダウンドードが可能ですが、バージョン0.2.1 という古いものです。git はソースコード管理のツールとして優れた概念を持っています。これを機に利用を検討するのもメリットがあると思います。

Xcode で新規のプロジェクトを作成(この時、Create local git repository for this project のチェックをオンにします)し、ターミナルを起動します。そして、以下のように、アプリケーションのプロジェクトディレクトリに移動して、git submodule コマンドを実行します。([プロジェクトディレクトリ]は .xcodeproj ファイルのあるディレクトリです)

$ cd [プロジェクトディレクトリ]
$ git submodule add git://github.com/ShareKit/ShareKit.git Submodules/ShareKit
$ git commit -m 'ShareKit added as submodule'


これでプロジェクトディレクトリ内に Submodule/ShareKit ディレクトリが作成され、GitHubにある ShareKit が submodule として登録されます。

次に、Submodule/ShareKit に移動して、すべてのsubmoduleファイルを登録し、ダウンロードします。

$ cd Submodules/ShareKit
$ git submodule update --init --recursive


これで、ShareKit の最新バージョンの取得が完了です。


ステップ2:xcode プロジェクトにShareKitを追加


次にxcodeプロジェクトに、ダウンロードした ShareKit を追加します。


  1. ステップ1で作成した自分のアプリのプロジェクト(ここではSimpleShare.xcodeproj)を xcode で開きます。(図1)git でダウンロードしたShareKitのプロジェクトではありませんので注意してください。

    sharekit_app_projecthome.png

    図1

  2. FinderでSubmodule/ShareKit ディレクトリを開きます。上の操作で開いたXcodeの表示に切り替えてプロジェクトナビゲータ内の自分のプロジェクトアイコン(SimpleShare)の下 に、Finder からShareKitのプロジェクトファイル(ShareKit.xcodeproj) をドラッグします。(図2)

    add_sharekit_proj.png

    図3のような表示になったらOKです。

    added_sharekit_proj.png

    図3

  3. アプリプロジェクト(SimpleShare)のターゲットの [build process]の依存プロジェクト(Target Dependencies)としてShareKit のターゲットファイルを追加します。
    [Target Devendencies]のの▼が閉じられていたらクリックして展開します。その後[+]をクリックします。(図4)
    add_dependencies.png

    図4

  4. [Choose items to add:]ダイアログボックスからSheareKit の[Static Library]と[Resource Bundle]の2つを選択し[Add]ボタンをクリックします。(図5)

    added_dependencies.png

    図5

    結果として図6のように、2項目が追加されるのが確認できます。

    added_dependencies_result.png

    図6

  5. ShareKit の[Resource Bundle] をアプリプロジェクトの[Copy Bundle Resources]へ追加します。左のプロジェクトナビゲータのSheaKit サブプロジェクトを展開し、[Products]グループを展開します。[ShareKit.bundle]をドラッグして、アプリプロジェクトのターゲット、の[Build Phases]、[Copy Bundle Resurces] を展開し項目リストの中にドラッグします。(図7)

    copy_bundle.png

    図7

  6. アプリプロジェクトのターゲット、[Build Settings]をクリック、以下の2つの項目を変更します。

    • [Search Path]を展開し、[User Header Search Paths] を選択後、項目の右側をシングルクリックすると編集状態になります。(図8)そこに "Submodules/**" を入力し、リターンすると図9のような結果になります。"**"はSubmodulesディレクトリ以下のサブディレクトリを再起的に参照する指定です。

      add_user_header_search_paths.png
      図8

      add_user_heder_search_paths_result.png
      図9

    • 同様に[Linking]の[Other Linking Flags]に "-all_load -ObjC"を入力します。(図10)
      add_linking_flags.png
      図10



  7. フレームワークの追加
    左のプロジェクトナビゲータのFrameworkを展開表示して、以下のフレームワークが存在するかどうかを確認します。

    • SystemConfiguration.framework

    • Security.framework

    • MessageUI.framework

    • MobileCoreServices.framework

    • AVFoundation.framework

    • CFNetwork.framework(Flickr利用時)

    • CFNetwork.framework(Foursquare利用時)

    • Twitter.framework(iOS 5からの新機能,デプロイメントバージョンがこれより低い場合は省略)

    • AdSupport.framework(iOS 6からの新機能,デプロイメントバージョンがこれより低い場合は省略)

    • Accounts.framework(iOS 5からの新機能,デプロイメントバージョンがこれより低い場合は省略)

    • libsqlite3.dylib(facebook利用時)

    • Social.framework(iOS 6からの新機能,デプロイメントバージョンがこれより低い場合は省略)

    • StoreKit.framework(iOS 6からの新機能,デプロイメントバージョンがこれより低い場合は省略)

    • QuatzCore.framework(Dropbox利用時)

    • (以下追加: 2013年8月13日 )

    • CoreMedia.framework

    • CoreLocation.framework


    上記フレームワークがない場合は、アプリのターゲットの[Build Phases]タブを選択し、[Link Binary With Libraries]を展開したら、左下の[+]マークをクリックして必要なフレームワーク/ライブラリを選択します(図11)

    add_framework.png
    図11

  8. ShareKitのバイナリにはリソースファイルが含まれています。しかし、静的ライブラリなのでその性質上、そのリソースファイルをアプリのプロジェクトにコピーしなければなりません。
    ShareKit.xcodeproj の[Resources - ShareKit Library]グループをアプリのプロジェクトの[Supporting Files]グループにドラッグします(図12)

    copy_librariy_resources.pngcopy_librariy_resources.png
    図12


  9. ベースSDKとデベロップメントターゲット
    アプリのターゲットの[Build Settings]タブを選択し、項目の中からArchitectureの[Base SDK]とDeploymentの[iOS Deployment Target]を見つけて、対象のものに設定します。



ステップ3:スモークテスト


この時点でプロジェクトをビルドします。エラーが出なければ、ShareKitの設定は正常に完了しています。

posted by ayagu at 22:17| Comment(0) | iOS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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