そもそもこのYumの名前の由来って何?
生い立ちは?
と考えたら眠れなくなったので、ちょっとまとめてみた。
Yum の歴史
Yum そもそもネットワーク上の Linux システムのインストールパッケージを容易に管理するツールとして開発されたらしい。
オープンソースのオペレーティングシステム(OS)であるLinuxには、さまざまな配布形体(ディストリビューション)があります。
その中の老舗 RedHat にはインストールパッケージの管理ツールとして有名なRPM(RedHat Package Management System)というものがついていて、それで各種パッケージやアプリケーションをインストールします。
そして、RedHat をベースとする様々なディストリビューションにはRPMがついています。
アメリカのDuke大学では研究の一環としてRedHatを引き継いだディストリビューションを開発し、そのためのインストーラとしてRPMを拡張して作ったのがyumということである。
yum の名前の由来
Duke大学のLinuxプロジェクトは「Yellow Dog Linux」と呼ばれていて、当初はyup(Yellowdog Updater)と言う名前のツールだったが、大学内の他の学科でRedHat Enterprise Linux を使っていて、その運用のために全面的に書き換えてできたのが yum (Yellowdog updater, Modified)として今ちまたで広まっているものである。
したがって現在は Yellow dog Linux に加えてFedra, CentOS, RedHat系のLinux ディストリビューションには、ほとんど、標準でインストールされている。最近では amazon AWS のec2 というサービスのOSにも搭載されている。
類似のツールとしてapt が上げられる。aptはDebian,Vineといったディストリビューションでよく利用されている。
ラベル:yum
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